GORO THE BEST '96

野口五郎 GORO THE BEST '96歌詞
1.君が美しすぎて(BRAND NEW TRACK)

作詞:千家和也
作曲:千家和也

美しすぎて 君が恐い
美しすぎて 愛が恐い
何故君はこんな時
僕の近くに 現われたのか
睫を伏せて 何を待つの
背中を向けて 何をするの
何故君は こんなにも
僕の魂 苦しめるのか

僕の心を乱さないで
君を不幸にするだけ
僕の泪を 誘わないで
間違いが おこりそうさ

美しすぎて 君が恐い
美しすぎて 愛が恐い
何故君は こんな時
僕の近くに 現われたのか
裸足になって どこへ行くの
鏡の中で 何を見るの
何故君は こんなにも
僕の祈りを うち砕くのか

僕の心を乱さないで
君を不幸にするだけ
僕の泪を 誘わないで
間違いが おこりそうさ


2.愛さずにいられない(BRAND NEW TRACK)

作詞:阿久悠
作曲:阿久悠

だからもう
つらい過去など いわないで
うつむいたままで
暮して何になる

好きならば
すべて投げ出し 来るがいい
傷ついた胸も
いつかは いえるだろう

たとえ誰が 指をさして
悪いうわさ たてていても
強く抱きしめて 抱きしめて
君を愛さずに いられない

許してと君は
いつでも いうけれど
もう二度とそんな
言葉はやめてくれ

火のように燃えた
くちづけ受けながら
なぜそんな
暗い瞳をしてるんだ

たとえどんな つらいことも
耐えて行くと 誓いあって
強く抱きしめて 抱きしめて
君を愛さずに いられない

君を愛さずに いられない

君を愛さずに いられない

君を 君を愛さずに…いられない


3.グッド・ラック

作詞:山川啓介
作曲:筒美京平

この腕の中を 泳ぎ疲れて
お前は眠る 何も知らずに
ブラインド降ろし 朝の光を
せめて隠そう サヨナラがわりに
ごめんよ どうやら別れの時間だ
ひと箱の煙草が 終ってしまった
男は心に ひびく汽笛に
嘘はつけない 行かせてくれよ

寝返りを打って おれの名を呼び
お前は笑う 子供みたいに
新しい恋を 見つけるまでは
濡れた目をして 暮らすだろうな
ごめんよ 都会の浮気な風に
抱いていた夢が やせてしまった
男は心に オーデコロンを
つけちゃいけない わかってくれよ


4.真夏の夜の夢

作詞:阿久悠
作曲:筒美京平

その時 あなたは バラになり
その時 ぼくは 蝶になり
この世の嘆きや 苦しみを
忘れて覚えた蜜の味

夜霧が窓から しのびこみ
あなたの肌をつつんでも
寒さにめざめることもなく
心のハープをかき鳴らす
ああ かき鳴らす

夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ
真夏の夢よ
深い 深い 深い 深い 深い
眠りに誘えよ
あなたはバラ ぼくは蝶
あなたはバラ ぼくは蝶
真夏の夜の夢

その時 あなたは 海になり
その時 ぼくは 舟になり
愛する心を漕ぎながら
月夜の波間を旅に出る

妬みを含んだ潮の香に
あなたは急に咳きこんで
悲しい世界に戻るなら
死んでもいいのと目を伏せる
ああ 目を伏せる

夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ
真夏の夢よ
熱い 熱い 熱い 熱い 熱い
想いに誘えよ

あなたは海 ぼくは舟
あなたは海 ぼくは舟
真夏の夜の夢

夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ
真夏の夢よ

あなたは海 ぼくは舟
あなたは海 ぼくは舟
真夏の夜の夢


5.甘い生活

作詞:山上路夫
作曲:筒美京平

あなたと揃いの モーニング・カップは
このまま誰かにあげよか
二人で暮すと はがきで通知を
出した日は帰らない
愛があればそれでいいと
甘い夢をはじめたが
今では二人からだ 寄せても愛は哀しい
何かがこわれ去った ひとときの甘い生活よ

土曜の夜には あなたを誘って
町まで飲みにも行ったよ
なじみのお店も この町はなれりゃ
もう二度と来ないだろ
壁の傷はここにベッド
入れた時につけたもの
今ではそんなことも 心に痛い想い出
何かがこわれ去った ひとときの甘い生活よ

今では二人からだ 寄せても愛は哀しい
何かがこわれ去った ひとときの甘い生活よ


6.私鉄沿線

作詞:山上路夫
作曲:佐藤寛

改札口で君のこと
いつも待ったものでした
電車の中から降りて来る
君を探すのが好きでした
悲しみに心とざしていたら
花屋の花も変りました
僕の街でもう一度だけ
熱いコーヒー飲みませんか
あの店で聞かれました
君はどうしているのかと

伝言板に君のこと
僕は書いて帰ります
想い出たずねもしかして
君がこの街に来るようで
僕たちの愛は終りでしょうか
季節もいつか変りました
僕の部屋をたずねて来ては
いつも掃除をしてた君よ
この僕もわかりません
君はどうしているのでしょう

買物の人でにぎわう街に
もうじき灯りともるでしょう
僕は今日も人波さけて
帰るだけですひとりだけで
この街を越せないまま
君の帰りを待ってます


7.めぐり逢う青春

作詞:大日方俊子
作曲:馬飼野俊一

愛は謎のように ぼくに問いかける
昨日の悲しみが 喜びに変るとき
きみがはじめての 甘くいたむ心
何もためらわずに 幸せかみしめて

離さない 離したくない 今ぼくに訪ずれた
離さない 離したくない 涙ぐむ青春を

何故かわけも知らず 君に魅せられた
愛だと知ったんだ 涙を見せたその日
許しあえるなら 二人が歩く道
何が待っていても 怖れたりはしない

離さない 離したくない 今ぼくは追いかける
離さない 離したくない めぐり逢う青春を
離さない 離したくない 今ぼくは追いかける
離さない 離したくない めぐり逢う青春を


8.青いリンゴ

作詞:橋本淳
作曲:筒美京平

心 こころを しばりあい
二人 ふたりで 傷ついた
あれは あれは 恋のおわり
涙の初恋か

青いリンゴを 抱きしめても
思い出さえ 帰らない
涙 なみだの 海にいま
ぼくは 深く沈もう

濡れた ぬれた まつげの君
踊る 夢の中で 踊る
甘い あまい くちづけさえ
二人は知らないで
青いリンゴを 抱きしめても
思い出さえ 帰らない
星も ほしも 見えない 今
君はどこに 眠るの

青いリンゴを 抱きしめても
思い出さえ 帰らない
涙 なみだの 海にいま
ぼくは 深く沈もう


9.好きなんだけど

作詞:橋本淳
作曲:筒美京平

好きなんだけど 話せない
恋を知らない 僕だから
好きなんだけど さわれない
君の心の真実に
雪が降るのに あかく燃えてる
僕たちふたり 身体も夢も
幼いけど 愛なんだ

心を紅く 染めながら
やさしく君を 抱きしめた
生命をこめて ただ一度
君に告げたい 情熱を
雪が降るのに 僕は燃えてる
からめた手と手 みかわす瞳
ただひとすじの 愛なんだ

好きなんだけど さそえない
愛にめばえた 僕だから
好きなんだけど かわせない
甘くふるえる くちづけを
雪がふるのに 恋は燃えてる
僕たちふたり 身体も夢も
幼いけど 愛なんだ


10.オレンジの雨

作詞:吉田栄子
作曲:筒美京平

そんなこと どうでもいいじゃない
いつだって 愛してるじゃない
オレンジの雨の中 ぬれてる
ふたりなら 火遊びと
言われていい
燃えるのは そのときだけの
恋はいつも気まぐれ

狂うほど 愛するっていい
死にたいと 叫ぶのもいい
オレンジの夢を見る 夜明けに
どこからか しのびこむ
別れの鐘
逃げて行く 追いかけるほど
恋はいつも 冷めたい

オレンジの雨の中 ぬれてる
ふたりなら 火遊びと
言われていい
燃えるのは そのときだけの
恋はいつも気まぐれ


11.針葉樹

作詞:麻生香太郎
作曲:筒美京平

あなたのかなしみは 雪で出来ている
僕を凍らせる 白いためいきだ
まっすぐ行くがいい 街はきょうまでの
ふたりの足あとを うずめてくれるだろう
男のいのちのかぎりを尽くし
愛したつもりだ 悔いなどないさ
冬が来ても あなたよ枯れるな
木枯しに耐える 針葉樹の
りりしさのように

くちびるふとゆがみ なにか言いたげな
あなたおねがいだ 背中むけてくれ
そのまま行くがいい 冬は涙ぐむ
こころのためらいを 癒やしてくれるだろう
男の炎のすべてを燃やし
愛したつもりだ 悔いなどないさ
春をめざし あなたよかがやけ
薄れ陽を仰ぐ 針葉樹の
まなざしのように


12.夕立ちのあとで

作詞:山上路夫
作曲:筒美京平

夕立ちのあとの街は きれいに洗われたようで
緑の匂いが よみがえります
忘れようと 務めて少しは
忘れかけてた あなたの想い出が
急にあざやかに もどって来ました

夕立ちの多い夏に 愛して別れた人です
風さえあの人 おんなじようです
通りすぎる 小さな軒先
風にゆられて 小さな風鈴が
遠い夢を呼び かすかに鳴りました

夕立ちのあとの街は なぜだかやさしげな姿
心にかなしく ひびいて来ます
生きていれば 季節はめぐって
夏があなたの 想い出呼びさまし
過ぎたあの頃に もどってゆきます

忘れようと 務めて少しは
忘れかけてた あなたの想い出が
急にあざやかに もどって来ました


13.むさし野詩人

作詞:松本隆
作曲:佐藤寛

繁華街から静かな道へ
あなたの涙たどって行くよ
灯りの浮かぶ公衆電話
今はあなたの影も見えない
むさし野公園ひとりきり
あなたの想い出集めたよ
20才の春ははかなくて
生きてる事は哀しい詩だ
15行目から恋をして
20行目で終ったよ

映画帰りにここまで来たね
ラブ・シーンには顔を伏せてた
染まった頬のうす紅色が
池の夕陽にこわれて揺れた
むさし野公園ひとりきり
芝生を横切る長い影
20才の春は短かくて
お見合いの事悩んだあなた
あの時ぼくがなぐったら
あなたはついて来たろうか

むさし野公園ひとりきり
再びここには来ないだろう
20才の春は淋しくて
手を花びらがすり抜けてゆく
恋を失くした人はみな
寒い詩人になるという


14.涙のチケット(BRAND NEW TRACK)


15.19:00の街(BRAND NEW TRACK)

作詞:伊藤薫
作曲:伊藤薫

霧雨降る ガラス越しに 19:00の街
低い雲 たち込めて 摩天楼包んで

都会は海 人は砂漠 愛は蜃気楼
ためらいも 戸惑いも 捨てて来たのに

ああ時間ばかりついやしたイタズラに
あなたの心の中に
傷ひとつも残せないで
愛と呼べるはずもない
絡んだ運命の絆

光と影 線を描き 車が過ぎる
うつむいて二本目の煙草に火を点け

女は息 男は汗 夜を重ねて
わかり合い くい違い 生きる旅人

ああ時間ばかりついやしたイタズラに
あなたの心の中に
傷ひとつも残せないで
愛と呼べるはずもない
絡んだ運命の絆

にじむように浮かびあがる19:00の街
肩先の凍てついた雫さえそのままで独り


16.さよならは、誰のため